中国で日本語教師の需要が急増している。背景には、日本への留学や、大学で日本語を学ぶ学生が増えていることがある。
現在、日本人教師の争奪戦が始まっており、日本語学校の多くが採用時に給与を上げるなどして対抗しているという。実際に、給与が通常より20%アップしたなどという話も聞く。日本から渡航してくる日本語教師がほとんどいないこともあり、中国国内の日本語教師の価値が爆上がりしているのだ。
こうした状況に、別の要素もさらに拍車をかけている。
記事はまとめとして、「早ければ、2022年度には大学入試で日本語の口頭試験も始まる見込みと言われており、日本人教師の人材確保はますます待ったなしの様相。中国国内では、将来の日本語人材の育成だけでなく、日本語教育人材の育成を真剣に検討する時期に来ているのではないか」と述べている。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)